今週末、9月20・21日は文化財の日でした。
普段立ち入ることのできない建物に入ることができる貴重な日です。
そこで、この日をつかってこれまで一度も行ってなかった名作、オスカー・ニーマイヤーのフランス共産党本部を見に行ってきました。
この建物はブラジル出身のニーマイヤーがフランスに亡命していた際に依頼されたもので、1980年に建てられました。
ファサードのガラス・カーテンウォールや内部の家具はジャン・プルーヴェによるもの。
ニーマイヤーはコルビジェの事務所に勤めていた経歴があるように、この建物からもその影響が多々見受けられました。
ランドスケープと建物の関係が非常に良く、街からひとつなぎの丘とその上にポツンというか、ゴロッと置かれた自由な建築はパリの街の中で異彩を放っていました。
ただ、普段はどの程度ここがオープンになっているのか分からないので街との一体感はこの日だけのものかもしれません。
Oscar Niemeyer : Siège du Parti communiste français 1980